リセの特色
フランスの名門公立校、リセ・アンテルナショナル サンジェルマン アン レイ(2005年12月までは国立、その後はイルドフランス地方自治体とイヴリンヌ県の管理)は、世界各国から来た子供たちに母国の文化と教育を与えると同時にフランスの教育を行っています。
バイリンガル・バイカルチャーの教育の場として、14カ国の子供たちが共に学ぶ環境はフランス唯一のものです。
リセ・アンテルナショナルサンジェルマンアンレイはパリの西約20キロ、お城のある森に囲まれたまたルイ14世の生誕の街でもあるサンジェルマン・アン・レイにあります。 1952年にNATO将校の子息、息女のために設立されたのが発端で、国際色豊かな校風は現在まで継続しています。
イギリス・ドイツ・ポーランド・オランダ・イタリア・スペイン・ポルトガル・ノルウェー・デンマーク・スウェーデン・アメリカ・ロシア、中国そして日本の14カ国のセクションの生徒がフランス語で数学や理科などの一般科目を学習しています。そして中等部までは週6時間、高等部では週8時間、それぞれの国のセクションで国語と社会を習得します。
また、「各国の文化を大切にしていこう」という観点から、それぞれの国の行事が催され、日本文化だけでなく他国の文化にも数多く触れることができます。
徹底したバイリンガル教育を実践するフランスの名門公立校
フランスの名門、リセ・アンテルナショナルは、幼稚園から高校を通じて一貫したバイリンガル教育を実践しています。
「フランスの教育を行いつつ、他国の言語、文化も同時進行で与えていく」
このような理想をかかげ、他に例を見ないバイカルチャー育成の場としてフランス国内でも唯一の存在です。14カ国の子供たちが共に学び共に遊ぶ-そのような環境からお互いの違いを尊重しつつ寛大になることを学び、真の国際性を身につけています。
特に日仏教育の場合、まだ制度を見聞せずにリ セ・アンテルナショナルサンジェルマンアンレイ校の教育内容を理解していただくのは容易なことではありません。
リセを理解するための5つのポイント
- フランスの名門公立校
- 完璧なるバイリンガル、バイカルチャー教育
- 文部科学省認定のB.F.I. (一部の教科を日本語で受験できるバカロレア)
- 14か国の子供たちが共に学ぶ
- 最高の環境の中の豊富な施設
まず、リセを理解して頂くために大切なのは「リセはフランスの公立校である」ということです。フランスの国の教育カリキュラムに基づいて、フランス語での授業を行うというのが基本にあります。このフランス語で行われる授業を「共通授業」、クラスのことを「共通クラス」と呼んで います。
つまり、子供たちは最終的に、大学入学資格試験であるバカロレア受験を目指して勉強をしています。このバカロレア合格率は毎年99%前後で推移をしており、この結果によりリセはフランスで最優秀学校の一つとみなされています。